day6 ポジティブになろうとすることをやめることでポジティブになるって話

29歳になって6日が経過。

 

昨日はやりたいことの見つけ方の動画と、

自分の言葉をもつ人になる本と小説を読んだ。

 

かなり没頭していたので1日が本当にあっという間だった。

 

いろいろ感じたことはあったけれど、

特に自分の言葉をもつ人になるを読んだ影響が大きい。

 

あれって、

単純なハウツー本ではなく

本当の意味で言葉があふれてくるように導いていると思う。

最近よく出ている、

コピーライティング系の本とは一線を画している。

言葉の表現の仕方ではなくて、

言葉が内面から出るように感性を磨くことに

ほとんどのページが割かれている点が

他の本と大きく違う点。

まずはいろんな視点から見ましょう、

ではなく

まずは自分を喜びましょう

から始まる。

 

自分の言葉を持つってそういうことだよなって思う。

 

で、

書いてあることを実践してみていろんなことに気づいたのだけれど、

最たるものの一つが、

ポジティブでなきゃいけない

っていう教えが逆にネガティブにさせてるってこと。

 

自分は、こう教わってきた。

悲しいことがあっても明るくしているべき

暗い表情をしていること自体が周りに迷惑をかける

って。

 

だから

できるだけそういう感情には目を向けない、

明るく元気でいることに努めていた。

 

笑顔でいることでポジティブな感情が出てくるからって教わった。

 

確かにそういう側面は短期的に見ればあるのかもしれない。

けれど、

それを続けていると、

本当の自分はどう感じているのかがわからなくなって、

目の前のことを自分で判断できなくなっていた。

 

明るくしようとしても入ってくる情報は正しいのか、

目の前のことが自分に正負どちらの影響があるのかがわからなくなる。

そうするとすべてにおいて疑心暗鬼になる。

 

ネガティブの出来上がりだ。

そして自分で判断できない、決断をしなくなるからさらに自信がなくなっていく、

負のスパイラルに入っていた。

 

悲しさや寂しさがある中で無理にポジティブになろうとすることは

結果的にネガティブを引き起こすことになる。

だから

自分にとって何か嫌なことがあった時

無理にポジティブになろうとするのではなく、

まずは受け止めてあげることが大事だと思う。

そうすることで、

たとえすぐに歩けなくても、

少なくとも自分のことがわからなくなる、嫌いになるっていう

最悪の事態に陥らずに済む。

 

僕はいままでこう思っていた。

ポジティブになろう、明るくしようと思っても、

少し嫌なことがあるだけでどうしてもマイナスに入ってしまう

自分はなんて迷惑な存在なんだって。

 

けれど、もうやめた。

いつでも明るくてポジティブで、

周りの人を元気づける、勇気づけるような

そんな教科書通りの、太陽のような存在には僕はなれない。

 

けれど、

うつを発症してしまった自分は、

負の感情がわきやすい自分が

負の感情とうまく付き添うことができれば、

誰かに何か悲しいことがあった時に

そっと寄り添うような、月のような存在にはなれるのかもしれない。

そして、

周りが明るく見える時ではなく

周りが暗く見えてしまう時にそっと照らす存在でありたい、なんて思った。

 

もしそうなれたなら自分にも価値があるのかもしれない。

何もないと感じていた自分に希望が生まれたような感じがした。

 

ポジティブになろうとすることをやめることがポジティブにつながる。

今日一日、

どう感じるかを自然に受け止められる一日になりますように。

ポジティブな感情もネガティブな感情もまっすぐ受け止められる一日になりますように。